予兆検知・可視化・アナリティクス

2019.05.20

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クラウド時代のネットワークの可視化とは?検討の鍵となる2つのポイントを解説!

今回は、クラウド時代のネットワークの可視化を検討する上で、鍵となる2つのポイントについてご紹介していきます。

皆様は、これからのクラウド時代を見据えて、ネットワークの可視化に取り組んでいますか?

クラウドシフトが加速している

シスコのGlobal Cloud Index Projectsによると、2021年までにデータセンターのワークロードの94%は、クラウドベースのワークロードになり、トラフィック量も右肩上がりで18.9ZBに昇ると推定されています。また同調査では、2021年までに、クラウドのワークロードの内、75%がSaaSに関連するワークロードになると推定しています。

出典元:シスコ Global Index Project インフォグラフィックより

ネットワーク品質が全てのサービスレベルに直結する時代へ

クラウド時代のネットワークの可視化では、分散した環境を、余す事なく、統合的に管理する事が重要になります。現在のシステムは、自社設備や、プライベートクラウドに留まらず、インターネットを介して、パブリッククラウドや、SaaS等のサービス利用も増えています。これらのシステムは、全てインターネットを介して繋がっており、システムから生み出されるデータを上手く組み合わせる事で、お客様のコアビジネスにシナジーを生み出せるデジタルインフラが求められています。

このような背景を踏まえながら、ネットワークの可視化の範囲や、その意義について考えてみると、インターネットの区間を含めて、間をつなぐネットワークの全てが、ネットワーク可視化の対象であり、その範囲は年々広がっています。また、ネットワークの品質が、サービス全体の品質や、良い顧客体験に、直結する時代へと突入しており、ビジネス的な観点からも、ネットワークの可視化が果たす役割が、大きくなっています。

クラウド時代のネットワーク可視化に求められる2つのポイントとは?

では、これからのクラウド時代を見据えた場合、ネットワークの可視化に、どの様に取り組むべきでしょうか?お客様の要件によっても様々な切り口が考えられるかも知れませんが、一般的に言うと、検討を進める上で、2つの視点が重要になります。それは、自社外のネットワーク、自社内のネットワークという2つの視点です。

昨今、パブリッククラウドやSaaS等、インターネットを介して、サービスを利用するケースが増えています。仮に、そうしたサービスに何か問題があった場合、問題の原因が、自社内にあるのか、自社外にあるのか、いち早く特定出来ないと、その先の対応が何も行えない事態に直面します。このため、本来であれば、自社の責任の範囲外となりますが、自社外のネットワークに、異常が無い事を確認し、必要があれば原因元の企業に証拠と共にエスカレーションをあげる等、新しい需要が生まれています。これが自社外という視点です。

もう1つが、従来から需要が高い、自社内のネットワークの可視化です。自社内であれば、自分で原因を特定して、修復する事が出来ますが、昨今は、トラフィックの急増や、様々な拠点にインフラが分散化する事で、システム全体の状況を把握する事が難しくなっています。このため、自社内の可視化についても、トラフィックの増加に柔軟に対応出来、複数の拠点も容易に可視化が可能な、クラウド時代に適応した新しいソリューションが求められています。これが自社内という視点です。

こうした新しい需要を満たすサービス(SaaS)として、ThousandEyesとKentikがあります。ThousandEyesは、主に自社外のネットワークの可視化に強みがあります。一方、Kentikの方は、主に自社内のネットワーク(パブリッククラウド内を含む)の可視化に強みがあります。ここでは、それぞれのサービスについて、簡単にご紹介します。

自社外のネットワークの可視化(ThousandEyes)

ThousandEyesは、ThousandEyes社が世界中に保有するクラウドエージェントや、自社内に設置可能なエンタープライズエージェント等を通じて、お互いにテストパケットを送信し合い、そのテスト結果を可視化する事で、自社外のネットワーク(インターネット)の状態を可視化します。従来は確認が困難であった、インターネットの状況を克明に把握する事が出来るため、管理者は、自社外のネットワークが悪いのか、自社内のネットワークが悪いのか、容易に判断する事が出来ます。

自社内のネットワークの可視化(Kentik)

Kentikは、各ネットワークから収集した情報を、Kentikのクラウドで一元管理する事で、ネットワークを可視化、分析するプラットフォームを提供します。オンプレからパブリッククラウドまで、様々なネットワークに対応しており、SaaSなのでトラフィックの伸びにも柔軟に対応可能です。また可視化・分析を通じて、お客様のネットワークに関するインサイト(洞察)を提供する事で、収集したデータを、次のビジネス価値へと繋げる手助けを行います。

今回ご紹介した、ThousandEyesとKentikをセットでご導入頂く事で、クラウド時代に必要となるネットワーク可視化の範囲を、全体的にカバー出来ます。またどちらもSaaSになるため、大きな手間を掛ける事なく、簡単に導入出来るメリットがあり、インフラのデジタルシフトにも貢献します。

まとめ

今回は、これからのクラウド時代で必要になる、ネットワーク可視化のポイントについて、ThousandEyesや、Kentikの例を交えながら、簡単にご紹介しました。ThousandEyesや、Kentikの詳細については、以下にリンクを張った匠コラムや、もしご興味があれば、デモ等も可能ですので、弊社担当営業までお問い合わせください。

関連リンク

Global Cloud Index Projects Cloud Traffic to Represent 95 Percent of Total Data Center Traffic by 2021

Infographic: Growth in the Cloud

経路可視化によるクラウドサービスの障害検知

ビッグデータ・クラウド時代のネットワークの可視化・分析基盤 Kentikのご紹介

 

 

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